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日々の暮らしに植物を

parkERs by Aoyama Flower Market X Jasmin Aromatique Organics

植物と人がともに育つ空間作りを行う「parkERs」。そのスピリットを、オーガニック原料による洗練された香りを提案する「ジャスミン・アロマティーク・オーガニクス」が、オリジナルのブレンド精油で表現しました。それが「PRIVATE AROMA for parkERs」。発売にあたり、「植物の力」をテーマに両社が語り合う場がもたれました。植物に深く関わる2人の、熱い想いあふれる対談の様子をご紹介します。


アネルズあづさ

英国IFPA認定アロマセラピスト。ジャスミンアロマティークオーガニクス株式会社取締役、Jasmin Skincare Group 取締役、Jasmin Aromatique Group グローバルフォーミュレーター。精油の心身への作用について学術的にアプローチを続け、医療従事者及び一般向けの講座やセミナーを行う一方で、映画・アーティスト・企業のカスタマイズブレンドの作成等、アロマセラピーを軸とした商品開発に従事。

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児玉絵実

青山フラワーマーケットの空間デザインブランド「parkERs」プランツコーディネーター。農学部卒業後、切り花や造園、観葉植物、生産とあらゆる角度から植物に携わる経験を経て、現在、室内から外構までグリーンに関する幅広いプラン、デザインを担当。植物と人との関係を園芸療法士の立場からも提案し、「人と植物が気持ちよく生活できる空間」を提供するために、顧客にとってベストな植物選びを行っている。

植物が人間に与える力に魅かれ植物の仕事へ
素晴らしい恩師との出会いもきっかけに

─おふたりにとって“植物”とは?

アネルズ 私は体育学部出身なのですが、大学の先輩が、「パフォーマンス向上のための芳香療法」を研究していて、そのとき初めてアロマテラピーに出会いました。だから「植物は人間の心と体に作用するもの」というところからスタートしています。そのイメージは、今も変わりません。

児玉 私は人と植物の関わり方に興味があります。有史以来、ずっと人間は植物と関わってきましたよね。植物を食べたり、それを燃やして火をおこしたり、農作をしたり、植物を食べて育った肉を食べたり…。「人間は植物に生かされている」ということに強く魅かれます。

─今の仕事を選んだのはなぜですか?
児玉 私は自然豊かな熊本で育ち、子どもの頃から山や川で遊ぶのが好きだったので、もとは農業がやりたかったのです。農学部に進み、一度は花屋さんに就職したのですが、やっぱり土に触りたいと思い、現在の仕事に就きました。

アネルズ 初めてアロマテラピーを知った学生時代は、突飛なものという印象がありました。でも卒業後もなぜか気になる。あるとき試しに、イギリスで行われたアロマセラピーのカンファレンスに参加してみたのです。そこで恩師に出会い、「この人のもとで学びたい」と直感的に感じたのです。それで帰国後すぐに会社を辞め、半年後にはイギリスに旅立ちました。私がこの道に進んだのはその先生との出会いが一番大きな理由です。

─お仕事をする中で、大切にしていることとは?
児玉 私の仕事の芯にあるのが園芸療法の観点です。以前、老人ホームの園芸教室の講師をしたときに、食事も取れない状態の方でも、スプーンで土をたぐり寄せたりされるのを見たのです。植物や土の力の偉大さを再認識し、その力を追求したいと園芸療法士の資格を目指しました。そのとき出会ったのが児玉良治先生(日本園芸療法普及協会専務理事)。園芸療法に熱心に取り組んでおられる偉大な方で、尊敬する恩師です。
また当社の空間デザインは、内装から手がけ“育つインテリア”をコンセプトにしています。人が触れることで育つ一枚板テーブルの美しさや、植物の新芽が出たり枯れ葉が落ちたりする面白さなど、理屈ではなく感覚で感じられる自然を提供したい。ファッション性の中に、人の中にある自然を呼び起こす力を融合するべく奮闘しています。

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人の心や体に影響する、神秘的な植物のパワー
オーガニックでこそ発揮される、その本来の力

─中村さんはオーガニックを大切にしておられますが、それはなぜですか?
アネルズ 香りの印象や力強さなど、あらゆる質の面でオーガニックの方が明らかに上だからです。人間であれば明らかに違いがわかる、それほど圧倒的な差があります。

児玉 全く違いますよね。今回初めてジャスミンさんのオーガニック精油の香りを嗅いで、「これがオーガニックなんだ!」と感じました。体に浸透して行くような、混じりけのない香り。

アネルズ 残念ながら、本来の自然な姿を知らずに、手の加えられた人工的なものが普通だと思ってしまうのが今の日本社会なのかもしれません。だから私がオーガニック精油を重視するのは、植物の本来の姿を知ってほしいからでもあります。オーガニックの圧倒的な香りの違いを、皆さんの動物としての本能に届けたい。精油のもととなる植物の写真を撮っているのも、本来の姿を知ってほしいからです。

─これまでの経験を通して、植物のどういうところにその力を感じましたか。

児玉 子どもの頃から、種にロマンを感じるんです。あんな小さい中に、水と土だけで大きく育ち何年も生き続ける生命力が秘められているなんて!
もとは小さい種でも、人間より大きくなって何世代もの人と関わる木もありますよね。原生林に入ると、整備された人工林にはないパワーを感じます。原始人の時代から人間は植物と関わりながら生きて来たので、自然の中に身を置いたときに癒やしを感じるのは、遺伝子レベルで組み込まれたことなのではないかと考えています。

アネルズ 私は植物の色と香り、姿に植物の力を感じます。植物の香りは、昆虫を引きつけて受粉させるほか、害虫からの防御や温度調節という役目もあります。香りは植物にとっての免疫機能のようなものではないでしょうか。そして不思議なことに、植物の香りの成分を抽出して人間に使ったときには、脳の視床下部に直接働きかけ、心と体に作用する力を持っているのです。
植物の色と香りが人間に与える力がリンクしているのも神秘的です。たとえばラベンダー。鎮静効果のある香りとして知られていますが、花の色である紫色にも、緊張を癒やし穏やかにする心理効果があるのです。オレンジも、元気になる色と香りですよね。植物の色と香りが人間に与える力はとても強く、それぞれがつながっていると感じています。

─お客さまの反応などを通して植物の力を実感したエピソードを教えて下さい。

児玉 当社が運営する「青山フラワーマーケット ティーハウス」は、温室をコンセプトとした緑いっぱいの空間なのですが、あるとき男性のお客さまからお手紙を頂きました。
彼はうつ病を患っていらして、出かけたついでに何気なく来店して下さったのですが、たくさんの植物に囲まれて、無農薬のフレッシュハーブティーを飲みながら数時間ゆったり過ごしたあと、とても気持ちが楽になったそうなんです。それが病気が快方に向かうきっかけになった、というお礼の手紙でした。
オフィスのお客さまであれば、「新芽が出たね」「ちょっと元気がなくなってる」など、植物をきっかけに会話が生まれ、社内のコミュニケーションにも役立っているそうです。新宿マルイ様にもたくさん植物を入れていて、常駐でメンテナンススタッフもいるんですが、お客さまとコミュニケーションできるよう、あえて営業時間中に作業をしています。その結果、マルイさんの売り上げアップにもつながったそうです。

アネルズ 私は妊産婦さんを対象にしたケアが専門なので、香りがお母さんたちの支えになる現場をたくさん目の当たりにしてきました。
うつ病やパニック障害など心のケアをすることも多いのですが、外出できなかった方が、毎月セッションを続けることで、一人でディズニーランドに行けるほどに快復されたこともあります。また、笑えなくなった方が、ある香りを鏡の前で使うことによって、少しずつ笑えるようになっていったケースもあります。

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香りで「公園」を表現した3つのブレンド

日常に“純粋な香り” を取り入れるきっかけに

─今回のアロマオイルについて。「太陽」「森林浴」「水辺」というテーマになったのはなぜですか?

児玉 私たちは「屋内に公園をつくる」というコンセプトのもと空間デザインをしているので、公園にある太陽や森林、水辺を香りで表現してほしい、とお願いしたのがきっかけです。作ってくださった香りを嗅いで、「そうだ、香りが足りなかったんだ」と感じました。ジャスミンさんとの出会いは、必然だったと思っています。

アネルズ ありがとうございます。香りが加わることによって、空間印象も変わると思います。
3つの香りを同時に使ってもバッティングしませんし、香らせる位置や時間を変えてもいいですね。合成の香りとは異なり、長持ちはしませんが。
児玉 私はそこが好きです。以前は香水もつけていましたが、これに出会ってからは違和感を抱いてしまって。本物を知ると、もう後戻りできませんね。

アネルズ このオイルを使って頂く方にも、これをきっかけにぜひ純粋な香りを知ってほしいですね。ただ毎日嗅いでいるだけで、ちょっとした体調の変化も感じられると思います。
よく眠れるようになったり、少し元気になったり。そういうプラスアルファも実感していただければ嬉しいですね。

 


PRIVATE AROMA for parkERs
ORGANIC BLEND[MIZUBE][SHINRIN][TAIYOU]

都会の空間にいながら、緑豊かな「PARK ~公園~」を感じられる香り。水辺・森林浴・太陽といった公園にあるものをイメージさせる香りを、オーガニックおよび野生種の精油のみを使ってブレンドしています。

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ORGANIC BLEND[MIZUBE]

森から流れてくる水の清らかさをイメージした、透明感のあるブレンドです。ローズマリーやペパーミントのすっきりとした香りの中に、しっとりとした香りを出すためにスプルースブラックを加えています。

ブレンド精油:ローズマリーシネオール1.8、ペパーミント、スプルースブラック、グレープフルーツ、フランキンセンス、ゼラニウム

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ORGANIC BLEND[SHINRIN]

森の奥深さと植物のグリーンをイメージした、深く香るブレンド。「和」をイメージさせるヒバがどこか懐かしさも感じさ せてくれます。ゆっくり深呼吸したくなる香り。

ブレンド精油:オレンジスウィート、ヒバ、ラべンダーハイアルティチュード、パチュリ、サンダルウッ ド、ペパーミント、ペティグレン、マージョラム

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ORGANIC BLEND[TAIYOU]

さんさんと照る太陽のような、爽やかで優しいブレンドです。レモンやオレンジといった柑橘系の香りが立った後、サンダルウッドが深く香ります。気分転換におすすめ。

ブレンド精油:レモン、オレンジスウィート、サンダルウッド、メイチャン、ユーカリディベス、ラベンダースパイク、レモングラス、タイムリナロール