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STAFFスタッフ紹介

空間デザイナー Spatial Designer 髙島 真由 Mayu Takashima

東京都立大学(現首都大学東京)工芸学部建築学科大学院を卒業。一級建築士。建築事務所、フリーランスを経て、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社に入社。地域の文化や歴史をデザインとして表現した店舗設計に18年間携わる。parkERsではこれまでの経験やノウハウを生かし、企業や公共空間の建築・インテリア・ランドスケープデザインを担当する。

parkERsとの出会いが、これまでの固定概念を大きく変えてくれた

スターバックスで18年間、建築・インテリアデザインを担当してきた私は、中でも「リージョナルランドマークストア」と呼ばれる、地域の特色や文化を発信する特殊な店づくりに携わってきました。向き合ってきたのはストーリーのある店づくりとデザイン。また、ブランドビジネスについても多くの学びを得てきました。
 ブランドは、変わらぬアイデンティティーを確立することが重要となる一方、地域の特性や時代に合わせた柔軟な変化や進化が求められます。人々に愛され続けるためには、長期的な視野を持ちながら革新的なデザインを追求していく必要がある。スターバックスでそんな挑戦を続ける中で出会ったのがparkERsでした。
植物を空間に取り入れるバイオフィリックデザインを導入したことで話題となった「スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店」は、parkERsとスターバックス双方のデザインチームの協業で生まれた店舗です。parkERsのデザイナーとプランツコーディネーターの発想は、私の期待はるかに超えたものでした。「表参道は明治神宮の参道で、100年の歴史を持つ明治神宮の森につながっている。森の多様な生態系を表現するとともに、そこに暮らす鳥たちの水飲み場を作りませんか」と提案されたとき、その視点の高さや視野の広さに驚きました。これまでさまざまな店舗を作ってきましたが、自分とは違う視点で空間づくりをしている。このparkERsチームとの出会いは、私の固定概念を大きく変えてくれました。

幸福な空間体験が、心象風景を美しくアップデートする

新しい景色を見せてくれたparkERsの中でもっと学んでみたいと入社を決意した私は、現在、空間デザイナーとして企業や公共空間のデザインや店舗設計、建築・ランドスケープの計画を担当しています。地方自治体やディベロッパーのニーズをヒアリングし、人々にどのような体験をご提供するのかを考え、基本計画や具体的なデザインに落とし込んでいく。私がいつも考えるのは、「人の心の風景が美しくアップデートされるようなデザインを生み出す」ということです。
 人生の中で私たちが経験するたくさんの辛さや悲しみは記憶として蓄積され、その人の世界観や心の風景となります。逆を言えば、美しいものを見たり、感じたり、人に親切にされるといった幸福な体験や記憶が増えれば、そうした悲しい心象風景を少しずつ塗り変えていくことができるかもしれない。だから、大きな建築を一戸作ることより、小さくても幸福な体験を日常的に提供できる店舗や公共空間をたくさん作りたい。この仕事に魅力ややりがいを見出した理由はそこにあります。

子どもの頃憧れた「未来都市」をいつか実現するために

そもそも私が建築家を志すようになったのは、建築家の父親の影響のほかに、子どもの頃から好きだったSF小説や映画の影響がありました。科学者や医者になりたいと考えていた時期もあったのですが、あるとき高層ビルや人工地盤が緑に覆われた未来都市の風景を雑誌で見て、「こんな都市作りに関わってみたい!」と、建築の道を選ぶことを決めたんです。parkERsのオフィスにいると、そんな憧れだった未来都市の風景を思い起こします。
 私が生まれた1970年代初めに比べて、公害は減少し、川の水や空気もきれいになった今、これからは生活環境の問題を解決することから、いいものを取り入れていくというフェーズに入っていくのではないでしょうか。たとえば、生活空間の中に自然や水音を取り入れるといったことです。
 parkERsではSDGs(持続可能な開発目標)に向けた環境への取り組みも行っていきたいと考えています。私にとって、環境問題に対してアクションを起こすことは生きがいの一つ。前職でも、環境に配慮した店づくりについて率先して考えてきました。
 parkERsでは、ココヤシピートやコーヒーの豆カスを利用した培養土を使用しています。これは大切な地球の土壌を掘り起こさずに作る土。植物にとっても人間にとっても良い環境を築くため、できることから取り組む会社の姿勢には大いに賛同しています。
 植物と人間の関係性については、ずっと興味を抱いてきました。元々は一つの原始生命が、進化の過程で別れた植物と動物。動物の排出した二酸化炭素を植物が吸収し、植物は酸素を生み出す互いになくてはならない存在です。この密接な関係を分けて考えるほうが不自然なように思えませんか? 長く自然と共存して暮らしてきた私たち人間が、現代において、室内の快適さを保ちながら植物との距離を縮めていくにはどんなアプローチができるのか。かつて思い描いた未来都市の姿にはまだ遠いけれど、人間と植物が共存する幸福な空間が、parkERsではきっと実現できると思っているんです。

エバーフレッシュ

10年ほど自宅で育てているエバーフレッシュは、丈夫で室内でもよく育ちます。どんどん伸びて、今では2m以上の大きさに。照明を当てると部屋の中に木陰ができて、その下で寝そべったり、読書したりする時間は、最高のひと時です。可愛いのは、夜になると葉が閉じ、朝になると開くところ。そういった変化を室内で感じることができるのも魅力です。

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