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STAFFスタッフ紹介

空間デザイナー Spatial Designer 片平 麻衣子 Maiko Katahira

デザイン学科を卒業後、店舗における企画、デザイン、設計、施工を学んだ経験を経て、視覚的にではなく「体感」として空間を感じて欲しいという想いからパーカーズのメンバーとなる。
『そこにいるヒトたちがドキドキ出来る様に』
『そこを創るヒトたちがワクワク出来る様に』
『そこにある空間がキラキラ輝き続ける様に』
グリーン空間と花屋を手掛ける中で出逢いと広がりが生まれる空間を創っていきたいと思っています。

室内緑化を通じて、新しいライフスタイルを提案する

 デザインについて考えるとき、私はモノの形よりも空間のあり方そのものに興味を持っています。そして空間をつくる要素の一つとして、“植物”はとても魅力的な存在だと思っています。
 しかし、植物をただ空間の中に配置しても心地良い空間は生まれません。ただ光が落ちる場所に緑を置いて木漏れ日が生まれるようにするのではなく、「木漏れ日を見た人が何を感じるのか」をしっかり考えたデザインでなければ意味がない。空間に植物を置くことで、人が今までしなかった行動、抱いたことがなかった感情を喚起させることが重要なのです。そうした「コトを生み出すデザイン」を通じて、お客さまに新しいライフスタイルを体験していただくこと。それが室内緑化の価値だと思っています。

「その場所に最適なデザイン」を常に考える

 デザイナーとしての自分の強みは「お客さまが求めるもの=売れるものをつくれること」。単に格好いいもの・かわいいものなどの形状的なデザイン以上に、目的や用途にしっかり合ったデザインを考えることが楽しいですね。
 そのために必要なのが、お客さまの頭の中にある漠然としたイメージをしっかりと引き出してあげること。“イメージのズレ”を埋めることには特に気を配っています。頭の中にあるイメージと、実際に言葉で説明するイメージとは、必ずどこかズレが生じてしまうもの。そうしたズレを埋めるために、私の質問に対してお客さまがどのような言葉や表現を選んでお答えされるかに注目しています。
 例えば「あなたの一番心地いいと感じる場所はどこですか?」という質問に対して「布団の中が一番心地いい」と答える方は、一人でリラックスできる空間が心地良いんだな、とか、直感で感じられるような“感覚的なもの”を大切にされているということがわかりますよね。そんな場合は、木々に包まれる感じを演出したり、砂利やバークチップで足裏から感覚を得られるデザインを提案したりしてみる。ほかにも植物の香りや、葉がふれあう音などを重視した、視覚以外の感覚に訴えるアプローチを取って、お客さまの頭の中のイメージにより近づけていきます。
 それはオフィスのデザインを行なう場合も同じです。室内緑化を通じて、企業としてのブランド力を高めたいのか? 会社としての組織力を高めたいのか? 社員に心地よい空間を提供したいのか? お客さまのご要望によって、デザインのアプローチも変わってきます。特に商業施設は、どんなにデザインが格好良くてもそこを訪れる人が増えなければ意味がありません。ビジュアルの良さだけでなく、植物を用いたデザインがもたらす効果・機能を考えたご提案を常に行なっています。

理想とするのは「井戸端会議」のような空間

 身も蓋もない言い方をすれば、観葉植物というのは人間のためにつくりだされたもの。そのため観葉植物をデザインに取り入れても、人間中心の空間になってしまいます。そうではなく、植物と人間の両方が心地いいと感じ、その場所で一緒に成長できる空間をつくり出すことが、室内緑化の理想的なあり方です。だけどそれって、すごく難しい。そもそも植物を人工的な空間に根付かせるということ自体が、不自然な営みなんですよ。この課題を解決することが、これからの目標の一つですね。
 私が理想とする空間を一言で表すなら、「井戸端会議」のような空間。井戸水を汲みに来るという行動から、そこに集まった人々の間で自然とコミュニケーションが生まれたことが井戸端会議の始まりです。つまりそこには、「行動」よりも「場所(空間)」が重要になっていく変化がある。そのような、自然発生的な空間に魅力を感じるんです。
 単純に木が生えていても、そこになかなか人は集まらない。でもその木の下にベンチがあれば、自然と人は集まってくる。そんな風に「どのようにして空間に人を集めるのか?」「どのようにして興味を持ってもらい、ワクワクしてもらえるか?」を常に考えていきたいです。その上で植物を単なるおしゃれグッズや空間のオプションとしてではなく、空間に“なくてはならない”存在として広めていけたらと思います。

アジアンタム

見た目はふわふわとやわらかく可愛いらしいですが、力強さも兼ね備えている。また朝・昼・夜と違う表情を見せてくれるのも魅力です。そこにあるだけで一つの風景が立ち上がってくる、とても魅力的な植物だと思います。

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