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WORKS事例紹介

「お濠」に着想を得た、水のほとりに集うマンションラウンジ
クラッシィハウス大手町

CLASSY HOUSE Otemachi

ビル群が立ち並ぶ大手町に誕生した新築分譲マンション。都会の中心にありながらも、皇居から自然が豊かに広がるエリアのため、マンションの軒先でもグリーンが入居者を迎えます。植物は周辺環境と繋がるように考慮した地域の潜在自然植生種と、季節で紅葉や花や実を楽しめる種類を織り混ぜ、自宅の庭が育つのを楽しむように、住まう人が愛着を持って共生できるようなコーディネートとしました。

外濠(そとぼり)に囲まれた街の特徴を再現するように、ラウンジはお濠の水をイメージした什器を中心にデザインしました。床や壁のひんやりとした質感、温かみを感じるウォルナットの格子とブロンズミラー、パイピングにこだわりエッジを強調させたソファ、クッションのカラーリングに至るまで、シックでラグジュアリーなトーンにまとめました。

約5メートルの天井高がある吹き抜けの空間に高木を導入したいというご要望を受け、納品したシンボルツリーは高さ約3.5メートルの沖縄県産のベンジャミン。実際にお客さまと実物を見ながらこだわり抜いた一本です。1.5〜2メートル程度が一般的に流通するサイズに対して、これだけの高さがあり幹も太くしっかりした一本に出会えるのは希少です。

お濠を彷彿とさせる割り肌の石をつたうように、水が四方向へオーバーフローし、そして再び循環し水面から静かに湧きあがります。穏やかなお濠のほとりのように静かに水が流れ出てきて、縁で勢いよく水音を奏で落ちていきます。

シンボルツリーの根元には、砂利と大きな景石をあしらいました。自然の情景で見られる、石と石の少しの隙間から植物が生えてくる生命力や、その面白さに気づいていただけるよう、あえて石の隙間を狙ってコーディネートするような仕様に。

ブロンズミラーに写り込む姿も美しく、まるで額縁に描かれた作品のように空間に映えます。格子はウォルナット材でつくり、マンションの全体計画となじむよう構成しました。

メールなどのちょっとした作業ができるように、ソファにはサイドテーブルを備え、充電もできるようにしつらえました。部屋に入る前に残った仕事を片付けて、気持ちを入れ替えて帰宅できるライフスタイルをご提案。

もう一方のサイドテーブルにはモコモコと育つ生垣をイメージした植栽を。サイドテーブルのエッジや石張りの風合いが活きるよう、職人の手で美しく整えられた植物の様子を表現しました。

木の下に人が集い、待ち合わせをしたり、水音に耳をすまして帰宅時のひとときを過ごしたりして、さまざまなシーンが生まれるよう想いを込めました。

夜はがらりと表情が変わります。朝に家を出て、夜に帰宅するDINKsのライフスタイルに合わせ、1日を通して色温度と調光を変化させ、昼夜の印象を視覚的に変えています。

革新性と下町の情緒
木陰に包まれる水のほとり

住友商事株式会社が新築分譲マンション「クラッシィハウス」を大手町エリアに開発するにあたり、植物を取り込んだマンションを計画。1Fラウンジの内装設計デザインとマンションの顔となる外構部分のデザイン・施工の依頼をいただきました。

マンションが位置するのは、内神田と大手町の中間に位置するエリア。また主なターゲット層をDINKs(Double Income No Kidsの略)とし、都心に住み働くライフスタイルを想定して計画されました。

マンションがある場所の歴史を感じるような素材を用いて、家に帰ってきたときにオンとオフの切り替えができるようなラウンジにしたいという施主様の思いを受け、parkERsは「木陰に包まれる水のほとり -Feel Lounge-」をコンセプトに、革新性の中に歴史や文化を感じられる、周囲の風景から着想を得て共有部をデザイン。

その中心と位置づけたのが「水音の憩いの空間」をテーマに構成したラウンジです。2層吹抜の広やかな空間に高木や流れる水盤、ソファーなどを配し、オンとオフの切り替えはもちろん、日常にふとした潤いを与える集いの場をご提案しました。

MORE

プロデューサー:藤井裕也

空間デザイナー:二反田彩

プランツコーディネーター:森大祐

設計監理:大橋知明

DATA
業務内容:コンセプトメイキング、内装設計(1Fラウンジ)、植栽デザイン・施工(室内・屋外)、造作什器設計・施工、植栽メンテナンス
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