parkERs

STAFFスタッフ紹介

空間デザイナー Spatial Designer 若田部 翔真 Shoma Wakatabe

 農学部で農学や造園など幅広く緑や自然に関する事柄を学ぶなかで、ランドスケープデザインという分野に出会い、自分の進む方向を見つける。より深く、専門性を高めるために大学院に進学。さまざまな方法で「人と植物の関係性」を生み出すparkERsに共感する。

デザインの力で、人と自然、場所の関係づくりを実現する

 田舎育ちなので、こどもの頃は野山をかけまわり、自然が身近にあることが当たり前だと思っていました。しかしある時、都会のこどもたちはカブトムシを百貨店で買うと聞き、過ごす環境によって自然に対する人の感覚、体験の差異に衝撃を受けました。わたしがデザインを通じて「都会の人も自然にふれる選択肢をつくりたい」と思っているのは、当時の原体験があるからだと思います。
 10代の頃から分野にこだわらずデザインに興味があり、高校時代は自分で洋服をデザインして作ったりもしました。とはいえ、自分が何をデザインすべきかはわからず、広く自然について学べそうな農学部へ。そこで、ランドスケープという分野に出会い、自分が進むべき道と確信しました。その理由は、「嫌いになれる覚悟」があったから。どんなに好きなことでも仕事となると、様々な問題や軋轢の中で疎ましく感じてしまう可能性があるかもしれません。しかし私にとってランドスケープという分野は、たとえ嫌いになっても離れることはできないだろうな、そう思えるものでした。いま、どんなに仕事で辛いことがあっても、ランドスケープに向き合い、そのあり方や未来について考えられていることに喜びを感じています。

「人と植物の関係性を創り出す」風景のデザイン

 parkERsのデザイナーとして、内装デザインはもちろん、最近では屋外空間やランドスケープのデザインにも携わっています。研修中はグリーンライフチームとして植物のメンテナンス業務を担当し、仕事をしながら幅広い知識を得られました。
 ランドスケープのデザインはスケール感や環境的な諸条件など、内装のデザインとは異なる要素がいくつもあります。だからこそおもしろいと感じています。
 ランドスケープデザインとは、文字通り「風景をデザインする」ということです。人の生活や育まれてきた文化、植生や天候をはじめとする自然条件を入念に加味しながらデザインをしなければいけません。そしてそのデザインは必ずしもダイナミックなものである必要はなく、人や植物、そして風景の間にどのような関係性を生み出すことができるのかが重要だと考えています。そのためデザインする際には内装や屋外空間といった区分はあまり関係なく、その場所にはどんな風景が広がっていけば良いのか、そこに重点をおくようにしています。
 内装や屋外空間のデザイン以外にも、その空間に合わせたプロダクトのデザインを手がけるなど、多岐にわたるparkERsで得た知識と経験が、「人と植物の関係性を創り出す」、自分なりのランドスケープデザインの探求につながっていくと感じる日々です。
 今後一層身につけたいのは設計に関するノウハウ。人と風景の関係性を生み出していくために必要なデザインを形にできる能力を身につけたいです。もちろん、知識だけで頭でっかちにならないよう、もっと人の感性に響き、時に人の価値観さえも変えてしまうような体感につながるデザインを生み出せる発想力も鍛え続けていきたいです。

デザインで人の価値観を変える。そんな理想を目指して

 「人と植物の関係性」をつくることがわたしたちparkERsに求められていることです。植物、水、木など自然の要素を用いて、人も植物もここちよく過ごすことができる空間をつくること。シンプルですが、だからこそデザインの幅にしばりがなく、自由な発想でお客さまへ空間をご提案することができます。
 もともと自然に対して好意的な印象を持っている人だけではなく、これまで自然にふれる機会のなかった人にとっても新たな選択肢になるように、そしてそれが人の価値観を変えるような瞬間に、parkERsとわたしのデザインが介在できたら、とても幸せです。

春の印象があると思いますが、実は一年を通じてとても魅力的な植物です。春はピンク色の花を満開にして人の目を惹き、夏は青々とした葉が涼やかな緑陰を落とし、秋は赤や黄に色付いた葉が人の心に温もりを、冬は灰色の幹の凛とした力強さが際立ちます。まだ暦のなかった時代に、日本人は桜を目安にして稲作を行なっていたそうです。日本人にとって強い結びつきのある桜は、一年を通して私たちに自然の魅力を伝え続けています。

空間デザイナー 若田部 翔真 FEATURED WORKS

PAGETOP