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WORKS事例紹介

“上質感漂う木質化”を実現するマンションラウンジ
プラウド元住吉ガーデンズ

PROUD Motosumiyoshi Gardens

“上質感漂う木質化”を実現する
マンションラウンジ

神奈川県川崎市中原区に竣工した新築マンション「プラウド元住吉ガーデンズ」。parkERsは住民のみなさまが自由に過ごせて、専有部とは異なる居心地の良さを提供する3カ所のラウンジスペースの内装設計を担当いたしました。

アートギャラリーにいるかのような洗練された時間が漂う空間、在宅ワークなどにも対応できる木の温もりを感じられる空間、内と外がつながり心地よい陽に包まれる縁側のような空間。それぞれの空間デザインについてご紹介します。

DATA
弊社の業務内容:コンセプト提案、デザイン監修、植栽デザイン・計画、造作什器デザイン・設計、施工・監理、植栽メンテナンス

建設にあたり伐採せざるを得なかった敷地内のケヤキを再生利用した、ここならではの木×レジンのシンボルアート。木の質感や凹凸感が、時間や季節、年月とともに表情を変えて、ここに住む人と共に時間を刻みます。またお客さまと色調整を重ねながら決めた爽やかな水色のレジンは、近くを流れる二ヶ領用水(にかりょうようすい)の水辺の景色を連想させます。

 

 

 

マンションに足を踏み入れるとまず出迎えるエントランスラウンジは、なめらかな曲線を描く木のベンチや浮遊感のあるステップ等を用いて、アートギャラリーのような上質感の漂う空間に。

 

中央にそびえるのは3メートルを超えるジャボチカバ。1本のシンボルツリーがあることで、外出前や階段の行き来などのちょっとした時間に、外の風景とのつながりを生み、心地よさをさらに演出します。

ソファのファブリックに落ちる影、有機的な幹の素材感、光を透過する葉を階段の横に配置することで、歩みを進めるごとに日々の変化に気づき、新しい発見を生み出します。小さな気づきの連鎖が住まいへの愛着をさらに育んでいきます。

 

階段を上がると、在宅ワークやちょっとした作業等にも対応できるラウンジスペースが。人が触れるテーブルやソファには木を使用しながらも、素朴さではなく、上質感を感じられるデザインとしました。視覚だけではなく、体に伝わる木の温もりや香り、柔らかさや凹凸感は、人間本来の感覚を呼び起こし、自然なリラックス状態へ導きます。

 

中央に配置されたロングテーブルは、実は4枚のクスノキをパズルのように組み合わせてつくっています。マンションのすぐ近くにある「くすのき通り」とも呼応して、地元とのつながりを。テーブルと一体化した石目調のプランターから育つ3本の木は、力強い幹と鮮やかな深いグリーンの葉が美しい八丈島産のシェフレラです。樹形がさまざまなのでそれぞれの個性を楽しみながら、お気に入りの居場所を見つけて。

 

個人での作業に適した壁側の席は背面をミラー貼りにしたことで、周辺の緑や屋外の景色までも取り込みます。少ない緑量でありながら、体感的にも視覚的にも一面緑に包まれた空間とすることで開放感を感じさせます。

 

2階のラウンジの真下には、テラスのある談笑スペースがあります。陽が柔らかく差し込み視覚的に心地よさを感じられる室内の空間に対して、縁側のような中間領域で、陽の暖かさを感じられる体感的な屋外空間。気分によって内外を選んでお過ごしいただけます。またあえて敷地外への視界を閉ざすことで、屋外の空間までもつながった部屋であるかのような開放感を感じられます。限られた植栽でも緑量を感じられる空間に。

 

素材やカラーをシンプルにすることで光や影の移ろいをしっかりと感じられる空間としました。大きなケヤキの株元の部分を用いたローテーブルは、有機的なラインが空間にアクセントを与えます。ローテーブル中央からは、シェフレラ・コンパクタがまるで大木の「ひこばえ」(切り株から出た芽)のように顔を出し、小さな芽が時間をかけて大きな大木に育っていく時の移り変わりを想像させます。

ソファ背面には曲がり樹形が唯一無二のツピタンサスが。朝昼晩 訪れるたびに様々な表情を見せてくれます。

 

テラスのファニチャーは明るい色味を基調にコーディネート。穏やかな風に吹かれながら過ごす日常のひとときは格別です。その日の気候や気分によって、過ごす場所を変えながら、日々の暮らしをお楽しみください。

 

 

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